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iPadって必要なの?

最近すっかりインド人ネットワークに取り込まれてしまった。
昨日はインド人6 人と一緒にカレーランチ。なぜかインド人とは波長が合うような気がする。しばらく考えて見たが、やはり結論としては外観が似ているからだろうという結論に至った。僕は眉毛が太い。そして元々色黒であるが、プエルトリコで激しく日焼けし、丁度インド人か東南アジア人くらいの黒さになっているのだ。インド人との交流を深めるに連れ、やはり見かけはコミュニティ形成において重要なファクターであることを再認識する。
今日は奥さんと一緒にインド人街に行き、本格インドスパイスを格安で購入し、明日はインド人集団と一緒にサウナに行ってくる。このままのペースでいくと3年後くらいには僕はインド人になっていることだろう。

さて、そんなインド人たちにも、iPadのことは散々自慢したわけだが、みんな興味は示すものの、一番多い反応としては、「それで結局何か新しいことできるの?」とか「そもそも必要なの?」というやや批判的な質問だ。日本人も大体そういう反応をする。そして、そういう質問をするヤツは100%の確率でiPhoneの未所有者たちである。
なぜなら、一度でもiPhoneを所有すれば、誰でもその便利さに気がつき、そしてiPadの可能性を容易に想像できるため、上記のような愚問をすることはありえないからだ。逆にその凄さや便利さを説明するのは難しい。だからiPadに関して批判的な質問をする人に対しては、僕は一生懸命iPadの素晴らしさを訴えたりはしない。ただ「この人、損しているなあ」と思うだけである。
もう一つ頻繁に聞く意見としては、可能性は理解するものの、しばらく様子をみるというものである。理由としては「本当に普及するかどうか、まだ確信出来ない」「すぐにバージョンアップし、改良版が発売されるに違いない」云々。僕は声を大にして言いたい。「仮に普及しなくても、問題はiPad専用のアプリが少ないであろうこと以外に何も無い」「改良版がでたら、ケチケチしないでもう一台買え」と。

ということで興味ある人はサッサと買った方が良いですよ。

# by yuzukenzo | 2010-05-12 06:58 | NYライフ  

きたどー

わたくし、今このブログ、iPadから書いております。
メチャクチャ快適です。ほっほっほ。幸せ。

# by yuzukenzo | 2010-05-11 04:28 | NYライフ  

インド人との深酒・最終章

いよいよ残された時間が限られてきた。あと10日間ほどだ。光陰矢のごとし。

昨日は週末ということで家族でミッドタウンに繰り出し、ロックフェラーセンタービルの展望台に行った。一人30ドルというベラボウな値段設定のせいで今まで敬遠していたのだが、最後なので奮発したのだ。ところが、実際に行ってみると家族4人で合計42ドルだった。一体どういうことだ?少し得した気分になりつつ、展望台に行ってみると、半端じゃなく見晴らしが良い。セントラルパークも小さな公園に見えるし、我が家のアパートも見える。こんなに高い展望台に上ったのは人生初じゃなかろうか。満足。

夜はインド人の友人宅にてパーティ。奥さん、子供二人と一緒にお邪魔する。韓国人の奥さんが大変なご馳走を準備してくれていた。有難い。

思い出話に花が咲き、ふと気がつくと、大人5人でワインボトル5本相当を空けていた。僕は他のメンバーの倍くらいのペースで飲んでいたので、ワインボトル2本分くらいは飲んだだろう。僕の奥さんも久しぶりにたくさん飲んでおり、そして、酔っ払っているようであり、何と積極的に英語の会話に乱入してくるではないか。そして、一応コミュニケートできている。なかなかやるな。奥さんは、この二年間全く英語の努力をしていなかったようだったが、それでも少し上達していたんだな。

しかし、このインド人とは酒を飲んでばかりであった。。。

深夜に帰宅するも、ワイン2本パワーで僕はゲロゲロとなってしまった。不覚。残る日々は大人しく生活しよう。

# by yuzukenzo | 2010-05-10 03:15 | NYライフ  

IPAD

遅い、遅すぎる。IPADを注文したのは4月27日。もう10日間が経つのに、まだ来ない。
ガマンできずにAppleに電話すると、Fedexのトラッキングで状況を確認しろと言われた。

どーれどれと発送状況を確認してみると、
―5月3日に中国の深川を出発し、香港に到着
―5月7日まで香港に留まった後、日本の大阪に移動
―同日、大阪からNYに向けて出発しようとした際に、、、何と飛行機の機械故障で遅延

ということで、僕のIPAD君は、まだ大阪にいる模様。

あほんだらあー、香港で4日間も何をダラダラしているんだ。香港からわざわざ大阪に寄り道せんと、まっすぐNYに来い!!!!飛行機が壊れたなら、すぐに別の便に乗せろぉぉぉ。ブツブツブツ。

# by yuzukenzo | 2010-05-08 04:13 | NYライフ  

Accidental Billionaires

旅行帰りなので体は疲れているはずなのに、なぜかよく眠れずに早朝に目が覚めてしまった。
ということで旅行先で買った本、Accidental Billionairesを読む。Facebookを起業したハーバードの学生たちのストーリー。ビジネスの成長に伴う起業メンバー間の人間模様の変化が面白おかしく描かれている。

Facebookは、ハーバードで偶然出会ったコンピューターオタクの変人(かつ天才)とビジネスマインドにあふれる社交家の二人の学生が、ハーバードの学生向けに立ち上げたものだ。コンピューターオタクがFacebookの基本的なアイデアを思いついて数ヶ月でプログラムを書いてサイトを立ち上げ、一方、パートナーである社交家が早い段階から広告収入をベースとするビジネスモデルを思いついて推進したのだ。このコンビのどちらか一方が欠けていても、Facebookが今日の成功を達成することがありえなかったことがよくわかる。しかも、面白いのはこのコンビは最初からFacebookのビジネスをやるために生まれたのではない。偶然に友達になった二人がFacebookをやったら、想定以上にうまくいってしまったという感じだ。

そこで、日本のことを考えてみる。よく言われていることかもしれないけど、日本の教育制度は、①学業的にバランスの取れた学生を育成する一方、特定の分野に優れた天才を輩出するような体制にはなく、さらに、まだ何となく、②ビジネス(金儲け)=悪(もしくは、学校で教えるようなものではない)という倫理観があって、「ビジネスモデル」なんてことを考えている学生は殆ど居ないような気がする。

探せば、日本にだって天才も商機あふれる学生もいるにはいるのだろうけど、アメリカと比較するとその人数は圧倒的に少ないだろう。なので、Facebookを生み出したような絶妙なコンビが「偶然に」誕生する可能性は皆無に等しいような気がする。ハーバード・スタンフォードと東大・京大の違いはここにあるような気がする。

さらに思うのは、日本人の感覚では、「学生が起業」と聞くと凄いと感じるが、実は、学校(特にUndergraduate)のカオス的な人間関係においてこそこそ、Facebookの創業チームのような異質コンビが誕生しやすいのではないか。逆に、同質の人が集まりやすい社会人では、このようなコンビが誕生するのは難しいのではないか。つまり、「学生なのに」ではなく「学生だからこそ起業」なのではないか。

もちろん例外はたくさんあるし、また産業によっても異なるだろう。
でも、アメリカのアントレの隆盛は、やはり教育制度抜きには語ることができないと強く思ったのであった。

# by yuzukenzo | 2010-05-07 19:29 | NYライフ