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コスタリカ旅行記 第二章:マヌエルアントニオ

翌日は早朝からバスに乗り、サンノゼを出発して、マヌエル・アントニオという街へと向かった。海岸と熱帯雨林の街だ。4時間のドライブを経て到着すると、そこは町全体が熱帯雨林であった。リゾート風のホテルが僕の宿。綺麗なプールもついている。よしよし、水着を持ってきた甲斐があった。

写真:ジャングルの中のホテル入り口
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午後には早速キャノピーツアーへと出かけた。キャノピーというのは、熱帯雨林の中に張り巡らされているワイヤにターザンのようにぶら下がって、高速で移動するかなり野蛮なアクティビティだ。キャノピーツアーの入り口に到着すると、ガイドさん二人が登場。今日はお客さんが少なくプライベート・ツアーだと言う。ほほお、ガイドさんを独り占めか、それは幸先良い。体中に金具を装着し、熱帯雨林の中に突入。森を歩くと出くわす虫やカエルや鳥などの説明を聞きつつ、森の奥深くに入っていくといきなり高台に出た。500メートルほどのワイヤが張り巡らしてある。下を見ると高さは30メートルくらいか。いきなりこれはレベルが高いのでは。しかし、一人なので怖い怖いと騒ぐ相手もおらず、僕は黙って金具をワイヤにつける。そして、ガイドさんに促されるまま思い切って飛んでみると、シューという音を立てながら、熱帯雨林の木の間を軽快に進んでいく。汗ばんだ体に風が気持ちよい。本当にターザンみたいだ。

写真:写真中央部の僕が見えるだろうか。
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その後も、合計10本のキャノピーを楽しみ、2時間弱の探索があっという間に終わると終点には冷たいジュースと果物が準備してあった。至れり尽くせりだ。果物を頬張っていると、横に1メートルくらいの大きなイグアナが当たり前の顔をして座っている。でかい。ツアーに満足したのでガイドさん二人にちょっとチップをあげようと思い、今朝両替した2ドル分のコロン紙幣を手渡し二人で分けろといった。ガイドさんも大喜び。それぽっちでそんなに喜んでくれるのか。そしてガイドさんに手を振りつつ、バスに乗ってホテルへの帰途へと着いた。しかし、バスの中で、ちょっと気になった僕は財布の中を確認すると、、、間違えて20ドル分のコロン紙幣をあげてしまったことに気がついた。そりゃ喜ぶわけだ。ホテルに戻ると、僕はやけくそになり、ホテルのプールをダイナミックな平泳ぎで泳ぎまくった。

マヌエルアントニオの二日目は、早朝からジャングルのトレッキングだ。今日のトレッキングは、ガイドさん一人と、アメリカ人を中心とした観光客10名弱ほど。トレッキングが始まり3分もすると、ガイドさんが突然木の上を指差し、「sloth、sloth」と騒ぎ出した。スローってなんだ??指を指すを見るも何も見えない。ガイドさんが持ってきた望遠鏡を覗いてみると、そこにはものすごーく面倒くさそうな顔をしたナマケモノが居た。野生のナマケモノだ。動物園で見てもそれほど感動しないが、野生のナマケモノは一味違う気がする。ガイドさんが、説明を始めた。「ナマケモノがなぜlazyかと言うと、食べ物の消化に時間がかかるため、エネルギーがほとんどないからなのです。」ナマケモノは他の国でもlazyと認識されているんだ。ただ、真実は胃腸が弱くて元気が無いということなのです。

写真:相変わらず怠けているナマケモノ
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その後もサルを見たり、水の上を歩くことができるという緑色のトカゲを見たり、イグアナを見たり。そして、最後には綺麗なビーチへと到着した。素晴らしい絶景だ。海岸そばの森にもたくさんのイグアナがうろちょろしており、他にもアライグマやサルが居た。2時間半ほどのトレッキングを終えて、昨日と同じくフルーツが振舞われてツアーは終了。どうやら、コスタリカのツアーでは最後にフルーツが出るのがお決まりのようだ。

マヌエルアントニオはこの午前のツアーで終了。午後には次の目的地へと出発なのでホテルへと戻る。出発まで時間があったので、ホテルのプールで、見事な平泳ぎを披露していると、出発予定時間の1時間前に迎えのドライバーが到着して早く準備しろと言う。まだ1時間あるはずと主張したが、何しろこのドライバー、英語がほとんど通じない。やむを得ず荷物をまとめて車に飛び乗った。

by yuzukenzo | 2009-07-05 21:00 | 旅行  

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