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マリオカート

今日はジャパントリップに向けた事前懇親会があった。
参加者の殆どは、日本はおろかアジアにすら行ったことがない人ばかり。日本で何が見たいの?と聞くと、『サムライ・忍者』と、冗談か本気か分からない回答をする人が複数名。本気か??

逆に複数の人から聞かれたのは、『日本から来たのに、なんでわざわざ日本に行きたいの?』との質問。何ででしょう。準備は死ぬほど面倒くさいし、お金もかかるし。そもそも、僕って、こういう企画とは最も縁の遠い人間なのに。でも、日本人同級生が非常に良いことを言っていた。『みんなを日本に歓迎したいから!』 自分でも自分のことがよく分からないけど、きっと、そうなんだろうなあ。

何にせよ、参加者のみんなの強い期待を感じて、僕も楽しみになってきた。

さて、本題。選択授業でNew Product Developmentという授業がある。らしい。僕は履修していないのだが、その名の通り、新商品開発のプロセス・セオリー等を学ぶクラス。授業の一環でチーム別に金儲けのプロジェクトを実行している様子(儲けはどこかに寄付するらしい)。そういえば、普段は話しかけてこないクラスメートが寄ってきて、訳の分からんうちに金を毟り取られることが増えた。。。

そのプロジェクトの一つとして、今日はWiiのマリオカート大会があった。ジャパントリップ懇親会の直後の夜9時スタート。深夜に学校の大きな部屋で20人くらいの学生が集まり、ビールを飲みながら、どでかいプロジェクターでマリオカートをやるという奇妙なイベント。企画者達はその参加フィーによるファンディングをもくろんでいる。

僕は、中学生くらいまで人生の半分の時間と労力をファミコンに費やしていた。ファミコンを全くやらずに、その時間と労力を英語の勉強に向けていたら、今頃は英語の方が日本語より上手くなっていただろう。ただし、高校生・大学生と成長するにつれて、徐々にゲームに飽き始めて、今では全くやらなくなった。時間がもったいないからだ。

ということで、宿題もたまっているし、今日のイベントも本当は死ぬほど行きたくなかった。だが、一緒にジャパントリップを企画しているアメリカ人の友人が是非行こうと誘ってくれて、そして、いつも通り、条件反射的に『Sure』と反応してしまったのであった。

実は、マリオカートはスーパーファミコンの時に超やりこんでいる。本気を出せば、ビジネススクールの学生なんかに負けるわけがない。まずはじっくりと他のプレイヤーの実力を観察した。ありえないほど下手クソ。笑っちゃうレベルだ。そして、僕の名前が高らかにコールされ、僕はゆっくりとコントローラーをつかんだ。

しかし、、、僕の小学校・中学校時代に投下した労力は、完全に無駄になったことが判明した。僕が一生懸命運転しているのに、亀の甲羅をぶつけきたり、踏んづけてきたりして、邪魔してくる。なんてことだ。僕の戦いは大差のビリという結果に終わった。対戦相手には鼻で笑われた。

僕、32歳。二人の子持ち。住宅ローンあり。会社のお金でアメリカまで勉強しにきている。
こんなことしていて大丈夫か、僕。いや、こんな日もあるだろう。この経験も何かの役に立つ。きっと。

by yuzukenzo | 2009-02-19 15:11 | コロンビアビジネススクール  

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