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不覚&ブラジリアンディナー

昨日の夜はめずらしく夜遅くまで勉強した。ビジネススクールに来る前は、MBAホルダーの知り合いから、最初のうちは全く寝る暇がないとか、週に三回徹夜したとか、そんな恐ろしい話をたくさん聞いてきたけど、これまでのところは噂に聞いていた程ではなかった。しかし、最近は細々としたことで徐々に忙しくなってきており、昨日はついにフルパワーで勉強をするときがやってきた。

今日はコーポレートファイナンス、オペレーション、マーケティングと、ややヘビーな授業が三連発あった。コーポレートファイナンスに関しては、来週月曜日が期限のちょっと大変な宿題がある。来週期限だけど、クラスメートから今日の昼休みに教えて欲しいといわれてしまったので(そして、当然、何も考えずに『Sure』と力強く返事してしまったので)、授業の予習に加えて、宿題を昨晩中にやらないといけなくなった。あとは、依然として鬼門のマーケティング。前回クラスでちょろっと発言したけど、まだまだ手を抜けない。ケースを読んで、自分の頭を整理しておかなければ。ということで、明け方までかかって勉強を終えて、フラフラになりながら学校に行った。

朝9時からコーポレートファイナンスの授業だ。眠くて死にそうになりながら、授業を受けていたら、信じられないことが起こった。教授が、『来週期限の宿題は、問題1だけ解いて提出してください。問題2~6は授業でやります。』 What??? そんな大事な事、もっと早く言えよ!!!クラスメートが歓声を上げている中、僕は昨晩の苦労が走馬灯のように脳裏を駆け巡り、ただただ呆然としていた。そして、宿題を教えてと言っていたクラスメートは、『昼休みのミーティングはキャンセルね』と言って、さっさと立ち去っていった。まー、良かろう。少なくとも自分の勉強にはなった。と自分に言い聞かせた。

そして、マーケティング。気分を取り直し、今日も発言してやると張り切って授業に臨んだ。ところが、、、おや、何だか様子が変だぞ。何が変って、、、僕が勉強したケースとは全然違う会社の話をしている。まさか、、、間違えて違うケースを読んじゃったみたいだ。どうやら、今日の授業は、音楽関係のヘンテコな機会を発明した会社の話みたいだけど、よりによって、こんな変な会社が題材とは。何が何だかさっぱり分からん。。。僕は、昨晩の努力が気泡へと帰したショックと、コールドコールされたらどうしようという恐怖と、そして、たまに襲ってくる猛烈な眠気に耐えつつ、何とか1時間半乗り切った。

すごく、むなしい。

でも、夜はクラスターのメンバーでブラジル料理レストランでのお食事会があって、それはちょっぴり楽しかった。僕のテーブルは、アメリカ人のアンドリュー、イギリス人のサッチ、イタリア人のフィリッポと一緒。英語ができない僕にも優しい人達だ。偶然この席になったのではない。レストランに入った際、中田英ばりの視野の広さで、皆の位置関係を把握し、絶妙のポジションニングとタイミングでこの三人と同じ席になるように動いたのだ。ふっふっふ、たかがレストランの席でこんなに戦略的に動いている人は僕しかいまい。

ブラジリアンディナーは、思っていたよりも優しい味がして美味しかった。面白かったのは、デザートの際に、サッチがカプチーノを注文したところ、フィリッポが、『No Way』と甲高い声で言って、人差し指を揺らしながら、漫画みたいに『チッチッチ』と舌を鳴らし、『食事の後はエスプレッソに決まっているでしょー。』と言っていたことだ。表情、ジェスチャー、すべて、僕のイメージ通りのイタリア人だ。ということで、僕もフィリッポの真似をしてエスプレッソを啜りながら、今日は学校はイマイチだったけど、総じて良い一日だったかな、と総括したのでした。

by yuzukenzo | 2008-11-13 14:45 | 勉強  

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