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しょーん

コロンビアビジネススクールは学生間の親睦を高めるため、1年生は60人ずつのクラスター(日本で言えばクラス)に分けられ、コアクラス(必修授業)を一緒に受ける。そして、大体どこのクラスターにも、アメリカ人かつコンサル・投資銀行・PEファンド等の出身のスタープレイヤーが数名はいるものだ。

僕のクラスターのスターといえば、もちろん僕、、、と言いたいところだが、英語もろくに話せない東洋人がスターになれるわけもなく、PEファンド出身のショーンがスターの座に君臨していた。クラスディスカッションになると、クラスメイトを睥睨し、くだらない発言があると『ふふふ』と鼻で笑い、そして、教授から厳しい質問があると、颯爽と手をあげてするどい発言をする。ファイナンスやアカウンティング等のファンダメンタルの知識もしっかりしていて、本当に優秀なやつだ。しかし、パンダみたいな顔をしているくせに、よく見ると目付きがすごくイジワルそうであり、またクラスメイトがおバカな発言をすると、露骨にバカにした顔をする。おまけに、インターナショナルステューデントと殆ど話しをしない。というわけで、平たく言うと、僕はこいつを嫌いだったのだ。

しかし、今学期の選択科目のプロジェクトファイナンスの授業で、たまたまクラスターメイトのメンバーでチームを組むことになり、ショーンと同じチームになってしまった。他にも優秀なメンバーそろいでそれは嬉しいが、やはりショーンに対するニガテ意識がちょっぴりあり、少しだけ気が重かった。今週は我がチームがプレゼンの番。ということで、昨日もブログに書いたとおり、昨日・本日と長時間を費やし、ようやくプレゼンが完成した。チームミーティングではヤマト魂を見せるべく、ショーンに真っ向から対峙し、そして、僕には珍しく自分のアイデアをゴリ押しした。ショーンも最後には観念し、めだたしめだたし、、、、となったはずだった。

ところが、最後に当日のプレゼンターを決める段になると、ショーンがこう言い始めた。『今回のプレゼン準備のbig driverはyuzukenzoだった。頑張りに敬意を表し、yuzukenzoにリードプレゼンターを任せよう。』 その時、パンダみたいな顔の目が鋭く光るのを僕は見逃さなかった。まさか、こいつ、僕が英語プレゼン下手糞なのを知って、イジワルしようとしているのでは。すると、ノー天気な他のメンバーたちは、それもそうだうんうん、などとうなづいている。くそ、、、こうなったら、プレゼン頑張ってやる。しかし、ショーン、、、本当はいいヤツなのかもしれない。。。分からん。
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by yuzukenzo | 2009-09-30 14:44 | コロンビアビジネススクール  

アンパンマン

息子がアンパンマンの大ファンなので、家では一日中、アンパンマンのDVDがついている。娘はアンパンマンよりプリキュアの方が好きだった。やはり、男の子と女の子は違うようだ。

ところで今日アンパンマンのDVDを初めてじっくり見て驚いたことがある。ジャムおじさんの顔がアンパンと同じなのだ!!アンパンの顔にヒゲをはやして帽子をかぶせただけ。なんと。今まで気がつかなかったのが自分でも不思議だ。ジャムおじさんは自分の顔をベースとしたパンを焼いているのだ。おそらくナルシストなんだろう。
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by yuzukenzo | 2009-09-30 00:33 | 家族  

ロングミーティング

今週木曜日はプロジェクトファイナンスの授業でチームプレゼンがあるので、夕方からメンバーで集まって議論をした。午後4時にスタートし、終わったのが9時半。精魂使い果たした。でも、まずまずの分析ができたので内容的には満足。生意気なメンバーどもをすべて論破し、サムライ金融マンとしての沽券は保った。

しかし、4時間を経過したあたりから、無意識の内に英語に日本語が混じってきてしまう。そして、最後の方はルー大柴の日本語とほぼ同程度の英語になっていたような気がする。『YouがThis SlideをFinishね。』みたいな。

あまりに疲れたせいか、メキシコ人のチームメイトの失敗談に大笑いしてしまった。一人暮らしの彼。最近は自炊を心がけている。先日スーパーに買出しに行ったが、1ポンドがどの程度の重さか分からず(メキシコもキロ・グラム表示)、チキン5パウンド(2キロ半)、サケの切り身4パウンド(2キロ弱)を購入してしまい、毎日、大量のチキンとサケを食し続けていると。がんばれ、フェルナンド。
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by yuzukenzo | 2009-09-29 12:35 | 勉強  

試練

腕白な子供二人を連れての留学生活は思っていたよりもチャレンジングだ。

学校のイベントもたくさん諦めざるを得ないし、同級生との飲み会も断ることの方が多い。
狭い1ベッドルームに家族4人で生活しているので、通常、僕の勉強机は大量のおもちゃに埋もれている。プリキュアとトーマスの絵本の間に挟まっている教科書を引っ張り出し、子供が背中にぶら下がりながらケースを読む。子供が、『アンアンアンパンマーン』なんて大合唱している横でバリバリとエクセルワークを進める。奥さんが『子供を早くお風呂に入れて!』と激しい勢いで命令してくるのを敢然と無視し、いそいそとレポートに取り組む。そんな毎日だ。

一方で子連れ留学にももちろんメリットもある。日本では、仕事が忙しくて子供に会えるのは週末のみ、なんて人も珍しくないのではないだろうか。僕もそうだった。しかし、留学中の今は、思う存分一緒にいることができる。留学してからほぼ毎日僕が子供と一緒にお風呂に入っているので、一般のサラリーマンの生涯子供お風呂回数はすでにラクに突破しただろう。僕が死ぬときに、『あああ、もっと子供をお風呂に入れてあげればよかった、、、ガクッ』と、後悔しながら死ぬようなことはないであろう。

と、僕の生活も色々と試練があるのだが、今日は子供二人にとっても試練の日であった。
今日のお昼は、家族で奥さんお気に入りのスンドフを食べに行った。僕は日系レストランで定食みたいなものを食べたいと主張したのだが、奥さんからは、『はっ?何、バカなこと言っているの?一人で勝手に行けば』と、とんでもない暴言を吐かれ、打ちひしがれた僕もトボトボと家族と一緒にスンドフ屋に行った。
そんな経緯で僕のストレスが若干溜まっていたのかもしれない。ふと、横に座った1歳半の息子の平和そうな顔を見ていると、無性にキムチを食べさせてみたくなってしまったのだ。1歳半だと、まだちょっと早いかもしれないが、こいつもいつの日かキムチを食べる日が来る。それがちょっと早くなっただけだ。一番辛そうなキムチを選び、そっと息子にキムチを食べさせてみると、息子は3秒ほど呆然とした後、体を仰け反らせ、鼻水を垂らしながら悶絶していた。キムチは1歳半には与えてはいけない事が分かった。

続いて、娘の試練。今日はインフルエンザの注射を家族で打ちに行った。(豚インフルじゃなく、普通のインフル。)わが娘は注射が大嫌いなのだが、その嫌がり方が半端じゃない。いよいよ自分の番となると、手足をグワングワンと振り回し、『助けてー、許してー』と大声で絶叫し、逃げ回る逃げ回る。病院の先生・看護婦さんも呆然。娘はまだ4歳だが、体は6歳児並みの大きさがあり、パワーもスゴイ。僕も、ついに大人パワーを発動して、全力で羽交い絞めにした。それでも治まらないので、頭突きとボディブローを食らわせて、ぐったりしたところを注射してもらった。

ちびっ子も人生を必死に生きています。
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by yuzukenzo | 2009-09-28 07:01 | 家族  

ずぅ

同級生が主催した遠足イベントでブロンクスズーに行って来た。すごく立派な動物園で驚いた。

子供が生まれてから幾度と無く動物園に行く機会があったわけだが、今回改めてシゲシゲとキリンを眺めてみると、やっぱり変な動物だなあと関心した。そして、ライオンはやはり強そうな顔をしていた。
ここの動物園の動物達は、全般的に他の動物園と比べて、すごく元気だったような気がする。生活環境が良いのだろうか。

ただし、この動物園には唯一にして最大の欠点がある。百獣の王カバがいないことだ。それは残念であった。
とは言え、一日のんびりと動物園を散歩すると少し元気になり、そして、また勉強を頑張ってみようかなという気持ちになった。

ということで、帰宅するとすぐにモリモリと勉強し、働かないチームメンバー達に作業結果を送りつけてやると、皆から、ブラボーという返事が返ってきた。まあ、これでいいのだ。
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by yuzukenzo | 2009-09-27 13:28 | NYライフ  

めっきり

二年生になり、飲み会に参加する回数がめっきり減った。

様々な飲み会がちらほら開催されてはいるのだが、勉強が忙しいのと、アメリカ式の飲み会(立ち飲み、うるさい音楽、ビールオンリー)が結局は好きになれないので、積極的に参加していないからだ。
また、渡米前は、英語上達の秘訣は飲み会に参加して色々な話をすることだと思い込んでいたがが、大音量の中で、『おおーい、最近どうだー』、『調子良いよ、お前はどうだー』などと叫び続けることが、果たして英語の上達に結びつくのだろうかと、そもそも疑問に思い始めたことも原因の一つだ。

さらに言うと、結局のところ、アメリカ人の同級生に僕のキャリアアスピレーションや趣味のことを話してもそれほど嬉しくないということも原因だ。そもそも、終身雇用の日本企業で細々とお給料をもらいつつ真面目に一生勤めあげようと思っている僕の人生観を、起業して世の中を変えてやろうと思っているヤツや、投資銀行で乱暴に働いて年収1億円稼いでやろうと思っているヤツに、理解される可能性はゼロに近い。
NHKのプロジェクトXで、大プロジェクトを陰ながら支えている普通のサラリーマンのおじさんたちを見て、じーんと感動し黙って肯きながら焼酎をすする、そういう感覚が大事なのだ。MBAのアメリカ人同級生はそういう薄給でも頑張るおじさんたちを見て、こういうだろう。『it doesn't make any sense.』

そう、留学して1年が経過して留学当時の高揚感がなくなり、本来の僕に戻りつつあるなと感じている。渡米直後にはかなり無理して、『いやあ、様々な人生観を持ったアメリカ人たちと話をすると、視点が広がるよねえ』、とか、『日本式の飲み会は同じ人とダラダラ話をするばかりでダメだ。やはり、飲み会を多くの人と話しをする社交の場にしないとね』、とか、『アメリカに永住するのも楽しいかもな』、みたいなことを言いふらし、アメリカかぶれMBAホルダーの真似事をしていたが、本当にどうかしていた。僕は、根っからの日本男児だった。

2年間の留学生活で自分自身を変革する予定であったが、結局、自分の根本の性格って変わらないし、変える必要もないよなあ、と思う日々なのです。

えっ??何故にこんなにネガティブかって???今日の午後もスタディミーティングのはずだったのに、なんと、僕以外一人も現れないという惨事が発生し、同級生のいい加減さにちょっと嫌気が差してしまったんす。。。くっそう。
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by yuzukenzo | 2009-09-26 03:16 | コロンビアビジネススクール  

僕の奥さん

奥さんが新しい薬缶を買いたいと言う。学校の側のお店で安く買えるよと教えたが、ゼイバーズに言って、ルクルーゼの薬缶を買いたい、いや、買う必要があるという。なんだよ、ルクルーゼって。薬缶のくせに35ドルくらいするらしい。僕が、無駄遣いはゆるさん、学校の側で10ドルくらいのを買え、と叱責したところ、奥さんが反論してきた。

 奥さん『分かっていないわねえ、ルクルーゼを買うのが、結局は安上がりなのよ。』

 僕『そうなの?安いのはすぐに壊れちゃうのか?』

 奥さん『違うわよ。安いのを買うと、また、すぐに新しいのを買いたくなっちゃうでしょ。』

また一つ勉強になった。
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by yuzukenzo | 2009-09-24 09:56 | 家族  

虚無

先日8時間かかって取り組んだ宿題。実はまだ完了しておらず、最後のライトアップをメンバーの一人が書くことになっていた。しかし、日曜日の午後11時になっても何の連絡もない。他のメンバーも気になったのか、彼にメールを入れるも全く反応無し。その後、奇妙な空白の1時間半が流れ、それでも誰も反応しない。代わりにやると名乗り出るものもいない。ま、、、まさか、この流れは。。。えー、やりましたよ、この私めが。明け方までかかって。

そして、今日授業に行くと、ライトアップの担当だったヤツは爽やかな笑いで現れ、『よー、みんなげんき?週末は良い天気だったなあ、はっはっは』と嬉しそうだった。僕は目の下に隈を作りつつ、ヘロヘロになりながら、間違いだらけの宿題を提出した。

そして、夕方は今学期一番のお気に入りのコーポレートガバナンスの授業。今回もリーディングが50ページ以上あった。苦しいが、内容が面白いのでまあ良い。今回は、ケースの登場人物3人のロールプレイングをやる準備をしてくるのが宿題。ケース内容が僕の前職も関わりが深く、準備万端。そして、ロールプレイングでは、この授業で初めてビシッと手を上げたが、僕は指されず、ボサっとした感じの兄ちゃんが指された。

教授が尋ねる。『君はこの買収は正当だと主張するのか。市場株価6ドルのものを20ドル近く出して買収している。何がその根拠なんだ』

すると、そいつは言った、『細かいことは忘れちゃったけど、私は自身を持って決断した。悪いことをしていない。』

教授が尋ねる(というか、助け舟を出す)。『買収の機関決定を下すプロセスについて、何か言いたいことはないか。ほら、アレがあるだろ・・・・』

そいつは言った。『細かいことは忘れちゃったけど、とにかく正しい買収だった。』


えー、、、そんな程度の意見なのに手をあげていたのか。ケースもろくに読んでいないし、意見も何もない。
しかも、この僕を差し置いて。

まあー、学校なんて、こんなもんだ。
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by yuzukenzo | 2009-09-22 08:24 | 勉強  

天罰

真面目なネタが尽きた。ということで、今日の出来事。

前も書いたが、今学期の勉強はちょっくらシンドイ。というか、かなりシンドイ。
我が校は、基本的に授業が月~木までしかなく、つまり、毎週3連休があるはずのだが、金曜日は大抵ラーニングチームメンバーとのミーティングが入るので、結局は学校に一日中いることが多い。

今日も、Debt MarketsとReal Estate Financeのアサイメントがあり、昼からメンバー達とミーティングをして、みっちり取り組む、、、はずであった。昼の集合時間に行ってみると、僕一人。時間通りに生きている人間なんて日本人しかいないんだろうな、でも腹が立つな、と思いながら、一人で準備を開始。その後、僕以外のメンバー全員が30分~1時間程度遅れて登場。みんな、遅れてきたくせにニヤニヤしている。

そして、ダラダラと雑談を始める。僕のイライラ指数のボルテージが一気にあがるが、最年長として、ぐっと我慢。メンバー達が言う、『今学期って、ラクだよね』、『まあ、二年生だからね。』、『授業のこなし方も分かってきたし』、云々。。。僕が、『そう?僕はちょっとツライよ。』と言うと、『もっと、ラクな授業を入れるとか、少し工夫しないと』と、分かりきったアドバイスをされた。イライラ指数が沸点を突破したが、しかし、そこは人間の出来ている僕、『ありがとう』と軽くいなしつつ、心の中でそいつを100回ほど往復ビンタした。

30分ほど雑談した後、ようやくアサイメントへの取り組みを開始。しかし、始めて1時間も経たないうちに、今学期はラクだと主張していた二人が『用事がある』と言って、さっさと帰ってしまった。まだ、ミーティング始めたばかりなのに。結局、僕と残ったもう一人とで全部やる羽目になり、合計8時間かかった。みんなで力を合わせれば、もっと簡単に終わらせることができただろうに。いやあ、チームワークって大事だな、本当に色々勉強になるな。

あの人達、今学期はラクだって、、、そりゃ、そういうスタンスならラクだろうよ。あの人たちに、いつか、天罰が下りますように。
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by yuzukenzo | 2009-09-19 12:36 | 勉強  

Corporate Governance

この夏、友人やに会う機会がたくさんあった。そして、多くの知り合いがこのブログを見てくれていることを知った。ありがたいことだ。しかし、気になったのは、、、殆どの人が僕の失敗談・恥ずかしい話・へっぴり腰だった話を楽しみにしているようだということ。。。人の不幸は蜜の味というやつか。

ということで、ささやかな反抗として、今日も授業の話を書いてしまおうと思う。殆どの人が興味ないと思うけど。今学期取得した授業で一番面白い授業、それがCorporate Governanceだ。ガバナンスなんて言うと難しそうだけど、授業の内容は、エンロンやフォード、アデルフィアなどの企業の汚職事件や訴訟事例を用いて、企業統治の仕組み上、何が問題だったのか、企業のマネージャーやボードはどのような行動規範に基づいて動くべきか、といったことをディスカッションする。何が面白いかというと、事件の背景となった細かい人間模様まで情報が与えられるため、企業小説を読んでいるような感覚だ。中には信じられないような強欲な人々が出てくる。

もちろん、ケースを通じて、米国企業のガバナンスの姿も見えてくるし、また、自分自身をケースの状況に置いてみて、果たして自分が正しい決断ができるかなあ、などと考えていると、自分のディシジョンメーカーとしての資質を考える機会にもなる。

と、今日も恥ずかしい話はありません。(いや、恥ずかしい経験は山ほどしてますが、、、)
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by yuzukenzo | 2009-09-17 05:49 | 勉強