この世の中、悪いことをするとバレるようにできているのだ

今日は日曜日だというのにAdvanced Corporate Financeの宿題で昼から夕方までミーティング。1993年・1994年のParamount社をめぐるQVC社とViacom社のTender Offer合戦の分析がアサイメント内容。このケースは、コーポレートファイナンスおよびガバナンス(取締役のFiduciary Duty)の観点から歴史的に極めて重要なディール。実は、過去に他のクラスでも二度分析したことがある超有名ケースなのだ。既に勉強したことがあるとは言え、様々な角度から分析できるし、噛めば噛むほど味が出るスルメのようなディールなのだ。

昨晩は、スプリングフリングという学校全体の大きなパーティがあり、僕以外のチームメンバーはそれに参加してスパークしたようなので(僕は残念ながら金欠により不参加)、おそらく誰も何の準備もしてこれないだろうとの予想のもと、明け方4時までかかって初期分析を仕上げてミーティングに臨んだのだった。

ミーティングに行くと、二日酔いに苦しむメンバー3人がヘロヘロになりながら登場。案の定、何の準備もしてきていない。まあいいよ、これにはこの2年間ですっかり慣れたよ。きっと僕が過度に準備し過ぎなんだ。とは言え、何の準備をしてこなかったメンバーも、一旦ディスカッションが始まると、一気にヒートアップ。4時間に亘る英語と日本語とスペイン語が入り混じった激しいディスカッションを経た結果、かなり良い分析ができたと思う。

ということで、最後に追加の分析作業とライトアップの分担の打ち合わせ。するとメンバーの一人であるダニエルが言った。『すまん、俺は今週はセキュリティアナリシスの宿題が超ヘビーなんで、今回はスキップさせてもらえないか。』 普段は温厚な僕も、さすがに今回は完全にブチ切れた。『あああー???アホか、僕なんか、他にも来週期限のプロジェクトが二つと、子育てと、結婚記念日があるわい。そもそも、お前は忙しいと言いつつ、昨晩俺がケースの初期分析をやっている間に、パーティに行って遊んでいたじゃないか。そんな言い訳、この俺様には通用しないぞ!!』と思いっきり毒づいてやった。ただし、それは心の中であったため、客観的には、スマイリーに『いやあ、気にするなよ。困ったときはお互い様だよ』と答える気弱なアジア人に見えたかもしれない。

ということで、結局どっさりとライトアップの分担を引き受けることになった。しぶしぶと図書館でその作業に取り掛かっていると、仲良しのライアンのデイブが現れた。日曜日に学校に来るなんて、どうやら彼らも重めのプロジェクトを抱えているようだ。僕が何の宿題をやっているのかと聞くと、セキュリティアナリシスと言う。おお、あのダニエルの宿題と一緒だ。

僕は彼らに言った、『僕のファイナンスのチームメイトのダニエルもそのプロジェクトが大変だと言っていたよ。お陰で彼は今回の宿題を何も手伝ってくれないよ。』すると、ライアンとデイブの眉間にピキっとシワがよった。『なに??ダニエルは俺たちのチームメンバーだぞ。あいつは、ファイナンスの宿題が大変だと言って、セキュリティアナリシスのプロジェクトで何の貢献もしていないぞ。現にこれからミーティングをするのに、ファイナンスの宿題があるから来れないと言っていたし。』 僕は言った。『ファイナンスのミーティングは30分前に終わったよ。ダニエルはセキュリティアナリシスの作業があると言って帰宅しちゃった。。。』

ダニエルは、少なくとも、ビジネススクールの友人3人からの信頼を失った。
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by yuzukenzo | 2010-03-29 07:43 | 勉強  

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