英語ができる人

「英語ができる人」 このカテゴリーに属する人の中にも、相当なレベルの差があると感じる今日この頃。

例えば、ビジネススクールを尺度に使うと、以下のようなレベルがあると思う。
 ①トップビジネススクールに合格できるレベル
 ②ビジネススクールでサバイブできるレベル
 ③ビジネススクールのソフトスキル系の授業で活躍できるレベル
 ④ネイティブ

一般的なレベルからすれば、どれも英語ができる人だろう。でも、その実力は大違いである。

①のレベルに到達するのも案外大変である。TOEIC換算で言えば、950点~満点クラスだろう。例えば、TOIEC800点くらいのレベルから勉強をスタートしても、仕事をしながらの勉強だと2年間くらいかかるだろう。でも、それだけ勉強しても実際にビジネススクールにやってくると、最初は何もできない。授業で言っていることも分からない。自分の話も全く理解してもらえない。 

ビジネススクール入学後、必死にもがいて数ヶ月が経過すると、ようやく②の段階に達する。授業の内容は大方理解できる。勉強関連の内容であればディスカッションにも参加できる。しかし、授業で先生のジョークが分からず、みんなが笑う中で一人だけポカーンとすることあり。飲み会にいくと、話題についていけないこと多し。外国人の対応に慣れていない役所系・ファーストフード系・銀行等のLow Qualityなサービサーには、「は?何言っているの?」という冷たい仕打ちを受けることあり。大抵のMBA留学生はこのレベル止まりで卒業を迎えることだろう。なお、日本の巷で言う、「ビジネスレベル」というのがこれじゃないかと思う。 

そして、③。これは帰国子女。若しくは、語学センスが極めて優れた人、アメリカ人の彼氏・彼女を作り、ブレークスルーした人々。パーフェクトなネイティブではないが、英語自体に苦労することは無いレベル。英語力中級以下の人が聞いたら、ほぼネイティブの英語に聞こえる。リーダーシップとかマネジメントとか、そう言った抽象的なテーマのディスカッションも問題なくこなす。ドメスティック留学生はこのレベルを目指している。でも、このレベルに到達する人は殆どいない。

そして、最後にネイティブ。英語がビジネスの世界標準語であり、ラッキーな人々。

日本のメディア・芸能界で活躍している外国人たちは、完全に③以上のレベルだろう。(例えば、セルジオ越後とかアグネスチャンとか、訛りがある人でも、語学力は③以上だと思う。)


話が少し変わるが、子供は語学を学ぶのが早いというが、本当に「早い」のだろうか。発音に関しては、そうかもしれないと思うけど、真の意味での「英語力」は必ずしもそうではないような気がする。純粋に勉強時間が長いだけのような気がするのだ。

例えば、アメリカでの学生生活。平均的に学校に6時間滞在し、帰宅後に勉強やらテレビやらでさらに4時間の英語エクスポージャーがあるとすれば、毎日10時間の英語接触時間。
1年間の英語時間:10時間×365日=3,650時間

一方、日本の中・高校生の英語勉強時間はどうだろうか。多く見積もっても、一日平均1時間程度だろう。
日本人の生涯英語勉強時間:1時間×365日×中高6年間=2,190時間(以下)

アメリカで学生生活をすれば、1年間で日本人の生涯英語勉強時間の2倍近い量の英語シャワーを浴びるのだ。帰国子女の人々は効率的に英語を勉強したのではない。単に英語の勉強時間が圧倒的に長いのだ。

何を言いたいかというと、語学を学ぶのには近道は無いということ。ものすごい長い道のりなのだ。そして米国ビジネススクール卒でも英語ができなくても許してくれということ。だって、英語への総エクスポージャー時間だけを見たら、アメリカ人の3~4歳児級だ。僕は4歳児よりはできる。多分。
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by yuzukenzo | 2010-02-22 04:51 | 英語  

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