コスタリカ旅行記 第一章 サンノゼ

コスタリカに行くと決めたはいいが、どんな国か全く知らない。出発の1週間前に地球の歩き方を買ってきたが、慣れない一人暮らしとインターンの仕事が忙しく、読む時間がほとんど無い。ということで、ほぼノー勉でJFK空港を飛び立ったのだった。フライトではものすごいデブの黒人が隣に座った。僕の席まで太い腕と足が侵入していたので、僕がいらいらしてチラチラみていたら、突然、「アナタ、ニホンゴデスネ。ワタシはハイチジンデス。」と、変な日本語で話しかけられたのだ。まさか日本語を話すとは思ってもいなかったので驚いた。広島に4年留学していたと言う。日本語を話すハイチ人、なんて珍しいのだ。

マイアミを経由した長時間フライトを経て、ついにコスタリカの首都サンノゼに降り立った。行きの飛行機内で勉強したところによると、サンノゼには人口も産業も集中した大都市らしい。サンノゼの見所はダウンタウンの中心部に集まっており、観光は1日あれば十分とある。翌朝早くにはサンノゼから遠く離れた国立公園へと旅立ってしまうので、サンノゼは初日の夕刻~夜の間しか観光する時間がない。僕はホテルにチェックインすると急いでタクシーに飛び乗った。

タクシーに乗って周りの景色を見ると、まだパラパラとしかお店や建物がなく、ダウンタウンからは離れているようだ。しかし、ちょっと行くと、ほんの少しだけにぎやかな場所に出た。「いよいよ中心部が近づいてきたか」と思っていると、いきなりタクシーが止まり着いたという。国立劇場前に行きたかったのだが、と思い、周りを見渡すと、古そうだけど、しかし地味な建物があった。これか、はっきり言って、全然大したこと無い。中心部といっても、あまりにぎやかではない。イメージで言うと、東京で住んでいた用賀の駅前くらいだ。そして、一日ではなく、30分でガイドブックに乗っている観光名所を見終わってしまった。やっぱり日本やアメリカって都会なんだなと実感。さて、ふと気がつくと、僕が歩くとものすごく周りの人の注目を集めているような気がした。それもそのはず、街の中に日本人どころかアジア人が一人もいないのだ。僕が昔住んでいた千葉の田舎街に突然金髪姉ちゃんが現れたらこんな感じだろうか。



見世物になっているような、ちょっとした居心地悪さを感じつつ歩行者天国になっている中心街を歩いていると、突如として雷雨が襲ってきた。ものすごい雨量だ。僕は急いで道端の傘売りに駆け寄り、傘をくれというと、言葉が全く通じない。数字すら通じない。何とか身振り手振りで傘が欲しい旨を伝えると、電卓に数字を打って見せてきた。10,000。一万!!!なんだか凄い高い気がする。頭の中でコスタリカの通貨を思い出す。1ドル=500コロンくらい。20ドル。折りたたみ傘が20ドル?高すぎる、もっと安くしろと体で訴える。8,000、7,000、と少しずつ下がるが、5,000までしか下がらない。これ以下だったら、売ってやらないというポーズをしてくる。そうこうしているうちに、雨で体がずぶ濡れになっている。仕方ないこれでダンしようと思ったが、おお何てことだ、金を両替していなかった。僕は試しに10ドル紙幣を見せてこれで売ってくれとお願いすると、あっさりといいよと言う。後で分かったのだが、コスタリカでは米ドルも普通に流通しているのだった。僕は傘を買うと、もうしばらく観光をしようと思ったが、雨が止む気配は全く無かったので、ホテルへと戻り初日の冒険を終えた。

写真:街で一番賑わうマクドナルド。。。
c0172947_20534514.jpg

[PR]

by yuzukenzo | 2009-07-05 20:54 | 旅行  

<< コスタリカ旅行記 第二章:マヌ... コスタリカ旅行記 序章:決心 >>