コスタリカ旅行記 序章:決心

僕の持論であるが、人は二つのタイプに分けることができると思う。一人旅ができる人と、そうではない人だ。僕は明らかに後者のタイプだ。僕の場合は一人旅どころか一人でレストランに入って食事をするのも嫌だ。席につき食事を待っている間に何をすればよいのか分からないからだ。海外どころか日本ですら一人で食事を取る必要があるときは、一人で待つ心配の無いマクドナルドやコンビニに行ってしまう。相当に無理をして吉野家が限界だ。先日、奥さんと一緒にピータールーガーというステーキハウスに行ったとき、一人でモリモリとステーキを食べている日本人旅行客風の男性が居た。ああ男らしい。僕はちょっとジェラシーのような感覚を覚えた。そう、僕は一人旅に憧れているへっぴり腰なのだ。

今は夏休みだ。アメリカのビジネススクールの夏休みは4ヶ月もある。ただ休みと言っても、派遣元の会社で1ヶ月、知り合いに紹介してもらったコンサル会社で2ヶ月のインターンをして、その後は日本に帰ったり、家族でちょっぴり旅行したりという予定なので、一人旅をする時間的余裕は無い。そもそも家族がいる身なので一人旅は土台無理な話なのだろう。派遣元の会社でインターンをしている際、同じく留学中でインターン中の同僚から、インターン終了後にアイルランドに一人旅をするという話を聞いた。奥さんと小さな子供が二人いるじゃないか!と問い詰めたが、家族は日本にいるので、アイルランドに旅行した後、家族の待つ日本に帰国する予定という。奥さんからは、一生で一度の我侭ということで許してもらったとのこと。「ふーん、良かったね」と言いつつ、僕の頬は羨ましくてヒクヒクしていた。

ちなみに僕の家族も、娘の学校の夏休みに合わせて日本に帰国する。派遣元でのインターンが終了し、その後のコンサル会社でのインターンが始まって二週目に家族は帰国することになる。そのコンサル会社での仕事が始まって二日目、僕はコンサル会社のボスが7月最終週に一週間出張に出て不在になることを知った。そして、その間は僕もフリーになることを。そのタイミングは、家族は既に日本に帰国した後。来た、千載一遇のチャンスが!!!僕は、その日、家事手伝いをいつになく一生懸命頑張り、子供二人をいつも以上に可愛がり、そして奥さんの機嫌が良くなったところで、一人旅に行きたいと相談してみた。すると、いつもは大魔神のような奥さんが、日本帰国に浮かれているせいか、あっさりとOKしたのだ!いよいよ一人旅をするという僕の夢が実現することになった。

さて、一人旅をしても良いとは言われたものの、どこに行こうか。せっかくなので子供連れでは行きにくい場所、ずばり中南米だろう。イグアスの滝とか、マチュピチュ遺跡とか、面白そうだ。旅慣れている人ならば、航空券だけを手配して、あとは適当に現地で宿を探したりするのだろう。でも、旅慣れていない僕は、あっさりと旅行代理店に電話をしてツアーに参加したいと電話していた。後ろで、奥さんが「げえー、ださい」と言っている。いいんだ、ださくたって。僕の目的は一人旅をすることであって、危険な冒険をすることじゃない。ところが南米向けのツアーは予想外に高い。そもそもカップルや家族連れを対象にしているので、一人旅の料金がほとんど二人分と同じなのだ。「一週間くらいの期間で、中南米で、一番安いところはどこですか?」「コスタリカですね。」 そんなわけで、僕はコスタリカに一人で旅行に行くことになった。
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by yuzukenzo | 2009-07-05 20:42 | 旅行  

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