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キャピタルマーケッツ

キャピタルマーケッツ。その名の通り、資本市場(おもに債権市場)に関するいろはを学ぶ授業だ。勉強する内容は、極めてテクニカルというかメカニカルなので、日本人にとっては比較的とっつきやすい内容。ただし、単一の解を求めるだけなので、議論の余地は無いし、そう言った観点からは退屈な内容になりがちだと思う。一般的には。

しかし、僕のとっているクラスのロシア人の教授はそれを打開するために大胆な手法を取り入れている。なんと、授業の三分の一をお気に入りのジョークを披露することに使っているのだ。講義内容への学生のリスポンスがいまいちだと思うと、『おやー、みんなどうした?元気ないな。そうか、そろそろジョークの時間だな』とか何とか言って、自慢のジョークコレクションを披露する。ジョークコレクションは教授のパソコンのフォルダにパワーポイントファイル形式で大量に保存されている。

そのジョークは、、、日本人の感覚からすると大笑いできる内容ではないが、、、これの面白みを理解できるようになれば、もっと国際的な感覚が身につくのではないか。以下、覚えているものを二つほど披露させていただこう。

1.生意気なオウム
Aさんはオウムを飼い始めた。Aさんは、そのオウムに一生懸命キレイな言葉を教えようとしているが、努力とは裏腹にそのオウムは汚い言葉ばかり覚える。Aさんはオウムの前では汚い言葉は絶対に使わないように注意したが、何ヶ月経っても、そのオウムは汚い言葉ばかりしゃべるのであった。

ある日、Aさんはついに業を煮やし、そのオウムを反省させようとして、冷凍庫の中に突っ込んだ。そして、しばらくして、オウムを冷凍庫から出してみた。すると、オウムは反省したのか、おとなしくなっている。

オウム:『ご主人さま、今まで汚い言葉ばかりしゃべって本当にすみませんでした。深く反省しております。』
主人:『よろしい。今後はキレイな言葉で話をしなさい。』
オウム:『はい、かしこまりました。ところで、一つだけ質問をしても宜しいでしょうか?』
主人:『何だね?』
オウム:『あの冷凍庫に入っている七面鳥は、一体どんな悪さをしたのでしょうか?』


2.留学生
Bさんは、アメリカに留学することになった。父親から学費や生活費をもらってきた。しかし、Bさんはアメリカの生活に慣れるにつれ、だんだんと遊びを覚え、学期の中盤で父親からもらったお金をすっかり使い果たしてしまった。そこで、Bさんは父親から追加のお金を送付してもらおうと、以下のようなウソの手紙を送った。

手紙:『お父さん、僕は元気にやっています。アメリカの研究は本当に凄いです。なんと犬に字を読む能力を身につけさせる実験があることが分かりました。そこで相談があります。そのプログラムに参加するには追加の学費が必要なのですが、ポチとお金を送ってくれませんか。』

数日後、父親からポチとお金が送られてきた。Bさんは、その資金を使って、また放蕩生活を始めた。しかし、卒業まで数ヶ月を残したある日、Bさんはまたもやお金を使い果たしてしまった。そこで、Bさんは父親に追加の資金を無心しようと以下の手紙を送った。

手紙:『お父さん、僕は元気にやっています。ポチは字を読めるようになりました。アメリカの研究は本当にすごいです。なんと、犬に字を読ませるだけではなく、言葉を話す能力を身につけさせる実験があることが分かりました。そこで相談があります。そのプログラムに参加するには追加の学費が必要なのですが、お金を送ってくれませんか。』

数日後、また父親からお金が送られてきた。Bさんは、その資金を使って、卒業までやりたい放題に遊んで暮らした。そして、帰国する日がやってきた。ポチは当然字も読めなければ、話すこともできない。Bさんはポチを撃ち殺し(!?)、さっさと帰国した。

父親、『Bよ、良く帰ってきた。そう言えば、ポチはどこだ。ポチが話すのを早く見たい。』

Bさん、『それが、、、実は帰国前日になって、ポチに「帰国するのが楽しみだね」と話しかけたんですよ。すると、ウォールストリートジャーナルを読んでいたポチがこんなことを言ったんです。「えー、またあのくそ田舎に帰るのか、冴えねえなあ。また、あの退屈な街で退屈な飼い主と暮らすかと思うと、うんざりだよ。」』

父親、『なにー!!!許せない。ポチが母さんにそんな話をしたら、母さんショックを受けるだろう。そんな犬、撃ち殺してしまえ!』

Bさん、『父さんがそういうだろうと思って、既に撃ち殺してきたよ。』


どうでしょう。。。面白いと思った方は、国際感覚が優れているかもしれません。

by yuzukenzo | 2009-01-30 11:07 | 勉強  

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