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給料

ウォールストリートジャーナル(WSJ)に日本が登場することは本当に稀であるが、サンクスギビングデー明けの今日、『Japanese Wrestle With CEO Pay as They Go Global』と題した記事が大きく出ていた。

要旨としては、キャッシュリッチな日本企業(特に金融機関)が米国企業に出資・買収する事例が増加しているが、日本企業と米国企業とでは給与水準に大きな格差があり、それが問題になるだろうとの内容。具体例として、MUFGによるモルガンスタンレー出資や野村HDによるリーマンのアジアオペレーション買収が言及されているが、つまりは、日本の金融機関はケチなので、高給取りのバンカーを引き止めるのは苦労するでしょうとの内容。また、日本ではカルチャー的に、企業のトップが超高額の給与をもらうことに否定的であるとの言及もあった。(そして、それは正しい観察だと思う。)

僕は日本の企業からのスポンサーシップで留学しているので、留学後も一般的な日本企業水準の給料を頂戴することになるが、ビジネススクールの同級生の多くは、米国の投資銀行やコンサルティングファームに行って、多額の給料を稼ぐことを夢見ている。そして、そのような多額な給与を稼ぐことが実際に可能である(と信じている)からこそ、二年間のキャリアロスと年間数百万円の学費という膨大な対価を支払ってでも、ビジネススクールにやってくるのだ。

日本でビジネススクールがあまり発達していない理由は、おそらくその対価に見合うような給与を支払う会社・ポストが日本には殆ど無いからだと思う。(日本・米国、どちらがあるべき姿かという議論は別にして。) 

しかし、WSJに登場する日本って、なーんだかイマイチ格好よく無い。以下、最近の記事。
①ホドホド族:日本人の若者が仕事へのやる気を失っている話。
②お姫様ファッション:日本人の女性(しかも30代)が、フリフリのお姫様みたいなファッションで、街中を練り歩いているという話。(本当???)
③今日の記事:日本の金融機関の給料は少ないという話。

何だか悔しいっすねえ。

突然話は変わるが、ドラマの『Heroes』に出てくる日本人のヒロじゃない方の人、さすがにあの日本語はないだろう。英語の字幕が無いと何を言っているのか全く理解できん。例えるならば、僕がアメリカ人役でドラマに出て、英語を話しているようなもんじゃないか。
あと、東京の飲み屋街のシーン、セットがあまりにショボイ過ぎる。全体的には、すごくお金がかかっていそうなのに、日本のシーンが手抜き過ぎで、、、うーん、おしいな。でも面白いけどね。

by yuzukenzo | 2008-11-29 08:29 | 金融・経済・政治・社会  

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