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パーティー

今日は大きなパーティーがあった。ちょっとお酒を飲みすぎたので、乱筆になるかもしれない。

アメリカのパーティーor飲み会は、日本とちょっと違う。日本のクラブ(ディスコ)のイメージだ。ずーっとスタンディング。そして、どでかい音楽がガンガン鳴っている。普通の日本人の感覚からすれば、明らかにうるさすぎる。そして疲れる。でも、アメリカ人はすごく嬉しそうだ。ピュア日本人の僕には、この感覚はよく分からない。大音量の中で話をするのは極めて難しい。しかも英語だ。尚更難しい。

今日のパーティーでも、僕は、うるさいなあと思いつつ、クラスメートに出会った際は、最高の作り笑顔をして、『やあ、調子はどうだい?』、『最高だよ、君は?』、『僕も最高さ』という、アメリカンな常套文句を嫌と言うほど繰り返していた。

しかし、お酒が徐々に入り、僕のテンションは珍しく上がってきていた。ふと、会場の中央のフロアを見ると、僕のクラスターの友人が集まって狂ったように踊っている。そんな場所には普段は絶対に近づかないが、お酒が入ったせいもあり、僕はフラフラとクラスターの輪に近づいていった。人間、慣れないことはするもんじゃない。そう、そこで、信じられないことが起こったのだ。

『おー、〇〇(僕の名前)、おめでとう』、クラスターのメンバーの一人が、突然、僕を祝福し始めた。???、僕は訳も分からず、とりあえず、反射的に『有難う』と返事をしていた。すると、別の友人が、『どうしたの?何がめでたいの?』と近寄ってきた。すると、そいつは、僕を指差し、『彼に子供が生まれたんだよ』と、説明をしている。こいつ何を言っている。僕はもう二人も子供がいる。もうお腹一杯だ。何を勘違いしてやがる。僕は、あわてて訂正したが、大音量の中で僕の下手な英語は通じない。どうやら友人達は、僕が照れていると勘違いしているみたいだ。本当に違うんだよー、僕の心の叫びは通じない。

話を聞きつけた僕のクラスターメンバーがたくさん近寄ってきた。ふと見ると、僕はクラスターのメンバー10人くらいに囲まれている。ああ、止めて。。。そして、ついには、皆が僕の名前を大声で叫び始めた。今更、違うんです、なんて言えない雰囲気。僕は、顔では最高の笑顔を作りながら、皆の声援に応えてヘンテコリンなダンスを踊りつつ、心ではいつもの通り号泣していた。。。皆が握手してくる。どうしよう。ああ、こいつは、抱きついてくる。。。

その後、僕は逃げるようにして、会場を後にした。皆が今日の出来事を忘れてくれるのを心から祈るのみだ。

by yuzukenzo | 2008-11-08 16:02 | NYライフ  

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