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平和な一日

今日は土曜日。奥さんが風邪を引いていたので、終日、娘とのんびりと過ごした。

先日、娘の学校のピクニックに参加した際に娘の同級生のお母さんと知り合いになった。このお母さんは、日系三世で日本語は話せない。黒人の旦那さん(コロンビア大学の教授)と結婚していて、タダシ君という子供がいる。タダシ君という名前だけど、顔は完全に黒人だ。ピクニックの際に、このお母さんに英語で苦労しているという話をしたところ、このお母さんも今年の春から日本語の勉強を開始したので、Langage Exchangeをしようと誘われていた。ということで、今日は娘と二人でタダシ君の家にお邪魔した。

娘はタダシ君と遊ばせておいて、タダシ君のお母さんとLanguage Exchangeを開始した。英語45分、日本語45分の約束。僕は発音が信じられないくらい悪いので、発音にフォーカスしたいと伝えた。練習開始早々、いきなり一つの単語に躓いてしまった。「Fool」。バカという意味だ。Fの発音が違うと言われたが、何が違うのか、さっぱり分からない。数え切れないくらい、何度も繰り返した。「フール、フール、フール、フール、フール、フール・・・・・・」、、、、そのままタイムアップ。僕の特訓は、その時間の大半を「バカバカバカ」と唱え続けて終わった。

今度は僕が教える番だ。日本語を教えるのは初めてだ。ところが、彼女はかなりのビギナーにも関わらず、英語は一切使わないで欲しいという。「ハジメマシテ、ワタシ、ソフ、ソボ、フネ」。???? スーパー難易度が高い。その後15分をかけて、ようやく彼女の祖父と祖母が船で日本からアメリカに来たという意味であることを解読した。次に、彼女から、「スポーツ、ヤリマスカ」と聞かれた。僕は、ゆっくり、はっきりと「ゴルフをやります」と答えた。すると「ニホンではゴルフ、Popularですか」と聞かれた。僕は、「アメリカに比べると、ゴルフをやる場所が少ないです」と答えた。すると、「バショ?」。どうやら場所という単語は知らないらしい。そのまま場所という概念を教えようと苦闘しているうちに45分が経過した。そして、時間経過後に、「バショ means places」と英語で伝えたところ、「Oh, I see」と言っていた。。。かなり非効率的なレッスンだが、まあ、良かろう。毎月2回やろうと約束して帰宅した。

帰宅したところ、奥さんはちょっと熱があるみたい。娘が寿司を食べたいとうるさいので、以前、学校のメンバーと一緒に行った食べ放題寿司に娘と二人で行くことにした。たしか、一人20ドルで食べ放題だったな、娘はまだ3歳、もしかしたら子供割引があるかもしれない、などと考え、合計30~40ドルくらいのつもりだった。娘は、久しぶりのお寿司で興奮している。奥さんからは、カリフォルニアロールとタマゴを食べさせておけば大丈夫との情報を得ている。店員さんを呼んで、食べ放題をお願いしますと注文したところ、「Monday only」と言われた。なに、、、知らなかった。腹いっぱい食べようと思っていたのに。でも、そこで店を出るのは格好悪い。自分の一人前と、娘のカリフォルニアロールとタマゴを注文した。

ところが、、娘は、カリフォルニアロールには目もくれず、いきなり、マグロを指差して、これ食べたーいと言う。次は鰻。そしてイクラ。そのまま、僕の頼んだ寿司をほぼすべて食べ、僕にはカリフォルニアロールだけが残っていた。かなり無念な気持ちで一杯であったが、娘が喜んだからまあいいかと思い、帰宅しようと思ったら、娘が勝手に手をあげて、「すみませーん」と大声で店員さんを呼んでいる。。。そして、いくら、マグロ、鰻、を指差し、これ食べたーい、これ食べたーいと大声で騒いでいる。なぜ、高いネタばかりを、、、と若干動揺しつつ、店員さんに追加オーダーをした。そして、娘は、追加注文した寿司を一人ですべて平らげ、満足そうだ。ちょっと高くついたかな、と思いつつも、娘が喜んだみたいなので良かったと考えながら、「さー、帰ろうか」、と言ったところ、娘は「もうちょっと食べるの」と言う。明らかに食べすぎだ。僕は必死に翻意させようとしたが、無駄であった。結局、娘はさらにマグロ、鰻、いくらを追加で注文し、完食していた。大人二人前くらい食べたのではないだろうか。結局100ドルになった。。。

今日は、平和な一日だったなあ。

by yuzukenzo | 2008-11-02 09:44 | NYライフ  

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